30000回

こんにちは、野口です。

家づくりには杉を良く使います。

その杉には赤太と呼ばれる赤い部分と

白太と呼ばれる白い部分

そして赤白混在した源平と呼ばれる部分があります。

源平とは白の源氏と赤の平氏に由来していると言います。

さて、住宅工事の進捗状況です。

外壁の押し縁取付も終盤を迎えております。

押し縁に打つ釘はいい加減な位置に打つのではなく

釘が横に一直線になるように打ちます。

その為、写真のように釘を打つ場所に印を付けます。

ちなみにこの手は大工さんの手です。

今回用意した釘は約3000本。

大工さんが釘一本打つのに10回以上 玄翁(げんのう:かなづちのこと)

を振ります。

と言うことは

単純に押し縁取付の釘を打つために玄翁を振った回数は30000回以上。

ふぅ~頭が下がります。

釘を打ち込むとこんな風になります。

内部壁に漆喰を塗る前の下地処理

ボードのジョイントにジョイントテープを貼ります。

漆喰を塗ったあとに割れが出ないようにする為です。

コーナー部分にもしっかり貼っておきます。

仕上げの種類にかかわらずボードのジョイントや

コーナー部分は割れやすい箇所と言えます。

外ではこれから塗る漆喰をオリジナル配合でカラ練り(水を加えないで練ること)

しています。

漆喰に土と骨材を混ぜてつくるオリジナル漆喰。

カラ練りが終わったら

水を加えて更にマゼマゼします。

うす~いベージュに練りあがった漆喰。

これを壁に塗っていきます。

乾くとベージュが白に近くなるのです。

次回は実際に塗ってるところをお伝えします。

 

 

02. 11月 2011 by Re-size.
Categories: 仕事, 住宅, 建築 | Leave a comment

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