森林はどうなってる?
森林についてはどうでしょう。
1990年の世界の森林面積を100㎡(10m×10m)とすると
2000年には97㎡に減っています。
これは、主にアフリカや南米の森林が減少しているためで、
逆にヨーロッパでは新規の植林などで森林は増えています。
アジアでは東南アジアを中心に減少傾向にありますが、
アジアの森林の3割を占める中国の植林の増加により
なんとか増加しているようです。
でも、近年の中国の急速な発展により今後の森林に変化が起きるかも
しれません。
それでは日本の森林はどうでしょう。
1990年の日本の森林を100㎡と樹木100本とたとえると、
2000年も変わらず面積は100㎡です。
一方樹木ですが、100本の樹木のうち天然林50本と人工林50本が
2000年には天然林54本、人工林71本となっています。
これは毎年天然林で0.4本、人工林で2本増えている計算になります。
「樹木が増えているのはいいことじゃない?」と考えてしまいますが、
そうとも言い切れないことがあるようです。
次回はその辺をお話いたします。