木を使うと森が育つ。①
世界的に見たら森林は減っています。
森林保護のためには樹木を伐採しないほうが良いのでは?と思ってしまいますが、
すべての森林がそういえる訳では無いようです。
一口に木材といっても、それがどこからどのように生産されたかさまざまです。
伐採しないほうが良い森林もありますし、逆に伐採をしたほうが良い森林もあります。
日本の森林は、住宅などの材料に使われるための人々によって植えられた人工林が4割程度あります。
この人工林の樹木は、比較的若くどんどん成長していますが、こういった森林に手入れをせず放っておくと
木の1本1本がぎゅうぎゅうになり細くひょろひょろとして良い木が育ちません。
また、密集した樹木により地面まで太陽の光が届かない為、森林の下層植生が生えず
土壌がむき出しのままになってしまい、大雨の時には土壌が流され山が荒れたり下流の人々の
生活にも被害を与えてしまうこともあるのです。
キチンと手入れされている森林には土壌を維持する働きがあるばかりか
水を蓄えたり、空気を浄化する働きがあります。
また、光合成により温室効果ガスである二酸化炭素を吸収して蓄えることによって
大気中の温室効果ガスを減少させることにもつながります。
続きは次回・・・