大震災から一年

こんにちは、野口です。

2011年3月11日14時46分

あの大震災から今日で一年が経ちました。

震災当初は何度か被災地に足を運びましたが

一年経った今日、

自分自身が震災を風化させない為に改めて被災地である石巻に訪れました。

そして今回は家族も一緒に。

子供たちには何かを感じて欲しいとの想いはあります。

 

写真は石巻市門脇町に設けられた献花台です。

近くには門脇小学校の建物があり、火災に見舞われたのか

3階まで燃えた形跡がありました。

あちこちと建物があったのだろうと思われる場所は

無惨にも土と撤去しきれなかったガレキ跡 が残っているだけです。

 

地元の花屋さんで花を買い、献花と線香をあげさせて頂きました。

時間も早かった為か、献花に訪れる人はそれほど多くなく

すぐに献花をする事ができました。

ふと見ると、テレビで見た事ある国会議員さんがいらっしゃいます。

名前は知りませんけど。

献花台の脇に灯籠があり、書いてあるものを読んでみると

と書いてあります(画像を拡大して見てください)

大切な火に線香を点し、あげさせて頂きました。

 

献花を済ませると、

すぐ近くにテントを張って飲み物や食べ物を配っている方々がいます。

『どうぞ』と言う声に誘われ

暖かいコーヒーを頂きました。

テントに掛けられたダンボールには『神戸長田から コーヒー無料』の文字が。

聞きはしませんでしたが、

阪神大震災を経験された皆さんからの支援なのだろうと思います。

 

しばらく付近を歩いていると

自宅の建ってた場所なのか、ご家族を亡くされたのか

あちらこちらで花を手向けている人々の姿があります。

普段は報道でしか知り得ない被災地の現状を目の当たりにして

自分自身にこの大震災を絶対に風化させてはいけないと心に刻みました。

 

門脇小学校のすぐ脇に上へと続く小道があります。

急な坂道階段を上ると眼下に広がる石巻の街の跡。

一年前の今日、ここから見えたものを想像しながら写真に収めました。

今は空と海とガレキの山と無が見えます。

ただ、僕が感じたものとして『色』がありません。

この写真に一日も早く『色』が入れられるようになる事を願います。

11. 3月 2012 by Re-size.
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