材料検査
こんにちは、野口です。
突然こんな雪景色。
実はこれ本日撮った写真です。
どうしてこんな雪深いところに居たかと言うと
県の最北端、村上市山北で越後杉の材料検査に行ってきたからです。
県北はまだまだ雪が多いのですね。
さて、
越後杉の材料検査。
新潟県の最北端
山北木材加工協同組合で検査。
検査は材寸の確認と含水率の計測、そして化粧梁の見せる面を決めること。
まずは柱から
材寸は合格。
含水率も合格。
柱の含水率は10%から15%程度を当社の基準としています。
(程度と言うのは一本の材でも場所により含水率が違うからです)
続いて梁類。
高く積まれていたので見えるように下ろしてもらいます。
材寸は合格。
含水率は不合格。正確には一部が不合格。
梁の含水率は20%から25%程度が当社の基準です。
ほとんどの梁は合格なのですが、一部不合格の材がありました。
含水率40%を超えているものがあり、もう一度乾燥行程を行う事にしました。
乾燥行程と言っても熱を加えずに風を送って乾燥させます。
この含水率が高かった材は化粧梁で
材の割れに気を配った為、目標の含水率まで行きませんでした。
次に化粧梁の見せる面を決めます。
出来るだけツラの良い面がメインの場所になるように選びます。
一本一本グルリと回して(手作業で)4面を見ます。
その上で使う場所を決定します。
もう一度乾燥行程を行ったあとに
加工工程に入ります。
デカイ工場内にて加工が行われるんですね。
家づくりには現場の作業だけでなく
裏方で支えてくれるいろんな人たちのチカラが集結されて出来上がります。