200年住宅ビジョン③

3200年住宅の実現によるメリット

日本における「滅失住宅の平均築後年数」は約30年であり、

アメリカの55年、イギリスの77年と比較して短いです。

(日本の30年とは住宅の寿命ではなく、平成10年から平成15年までの

5年間に滅失した住宅の新築後経過年数の平均値です。)

あくまで統計上の数字ですが、これは新築してから30年後に取り壊されるか、

30年のローンを組んだものの資産価値がゼロになることを意味します。

さらに30年のサイクルの中で大量の廃棄物が発生します。などなど・・・・

いろいろと書かれていますが、簡単に言いますとまず、

①住宅の建設・取得・維持管理のための国民負担の軽減

これは当初の建設費は増加するものの、建替えサイクルが早い従来型の住宅よりは200年間の

必要となる費用を試算したら23程度に縮減することが可能であり、

これにより国民生活に「ゆとり」がもたらされるというもの。

う~ん、200年後のことを言われてもね・・・いかん愚痴ってしまいました。

いろいろと思うことはありますが、あくまで政府の見解なので。

②産業廃棄物、CO2の削減

日本のすべての住宅が200年間解体・廃棄されずに使用されることになれば、

住宅関連の廃棄物を年間1000万t(東京ドーム5個分だそうで)削減することが可能なのだそうです。

これまた意見がありそうですが、次にいきます。

我が国のゆがんだ国富構造の是正

日本の国富は土地に偏っており住宅資産の割合は1割にも満たない(アメリカでは3割を占める)

200年住宅の実現により我が国のゆがんだ国富構造を是正することができる。

・・・・・・・・・・・。

ということなのだそうです。

こうやって書き始めると、200年住宅について自分で理解していたと思っていたのですが、

不十分な理解だったようです。少し?と思うことがあったりしますね。

27. 6月 2008 by Re-size.
Categories: 住宅 | Leave a comment

Leave a Reply

Required fields are marked *