今更ながら、
「経営者の条件」という本を読んでいます。
『業績は、貢献や成果という客観基準によって評価しなければならない。
しかしそれは、職務を非属人的に定義し、構築して初めて可能となる。
さもなければ、「何が正しいか」ではなく、「だれが正しいか」を重視する
ようになってしまう。そして人事も、「秀でた仕事をする可能性が最も大きな
人間は誰か」ではなく、「自分が好きな人間は誰か」「皆に受け入れられるのは
誰か」によって決定するようになってしまう。個人に合わせて職務を構築するならば、
組織は確実に、情実となれあいに向かう。しかしl今日、いかなる組織も、情実や
なれあいの余裕は無い。組織は、公平さと非属人的な公正さを必要とする。
さもなくば、優れたものは去り、あるいは失う。』
この節が妙に心の中に残りました。