色の効果的な使い方② オレンジ
家族団欒の場に使いたい色はオレンジです。オレンジや黄色を代表とした暖色系の色空間では、一緒にいる人との距離を近く感じさせます。また、これらの色は活動性と陽気な印象があって、見ているだけで楽しく元気な気分にさせてくれますね。特にオレンジはビタミンカラーと呼ばれ、柑橘類やビタミンBやβカロテンの色素の色。体を元気にする成分とも言えます。
それに対し、家族団欒の場におすすめできないのは、冷たさを感じる青色などの寒色系や白、グレーなどの無彩色です。特にグレーは色彩学で「無関心」を表し、家族間のコミュニケーションを断つとされています。
色を無意識に選ぶ場合は今の自分状態を表していることが多いです。たとえば黄色は希望に満ちた心境の時、茶色は安定を求める時、紫は強いストレスを感じる時に選ぶ傾向があります。ですが無意識ではなく、目的に合わせて意識的に色を選ぶと、悩んでいる心身を改善できるかもしれません。
病気になると薬が必要になるのと同じように、心が弱った時に自分を癒してくれる色が必要ではないでしょうか。ストレスからの回復には緑色、もう少し元気になりたい、近頃寂しさを感じやすいなら黄色やオレンジなどと使い分けるのもいいですね。
