冬は十三度未満で睡眠への影響大

冬の暖房

なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝起きた時に疲れが抜けていないと感じるなら、寝室の「温度と湿度」を確認してみましょう。高温でも低温でも眠りの質が低下するため「冬は十三度を切らない事」が重要です。
ある研究で、寝室の平均室温約8度で眠っている人は、約14度の方と比べて「寝つきが悪い」と感じる確率が2.2倍高くなるという結果が。
さらには、高齢者ほど低温の影響を受け、睡眠の質が低下しやすいのです。 寝室が寒く、掛布団を何枚も重ねて眠るような環境は、布団の重さで自由に寝返りが打てないという点からも眠りを妨げます。「睡眠中に動けない」というのは、体の一部に過剰な負荷がかかり、睡眠の質を低下させるのです。本来は、お気に入りの掛布団1枚で眠れるくらいの室温が望ましく、その温度は個人差はありますが大体15度~18度以上です。

では、快適温度に満たない場合はどうしたらいいのか。
もちろん暖房器具を使用するわけですが、そこで問題となるのは空気の「乾燥」。
寝室の乾燥を感じる場合、感じない場合に比べて中途覚醒の確立が2.9倍、いびきをかく確率が1.6倍に高まり、睡眠の質も2.5倍悪くなります。
光熱費の観点からエアコン+加湿器がお勧めですが、加湿器で加湿する際、湿度計で60%を超える湿度過剰にならないよう注意しましょう。住宅によっては窓ガラスが結露を起こし、やがてそこにカビが生え、アレルギー疾患の原因となります。
これが断熱性能の高い、いわゆる高気密高断熱住宅だと、結露発生のリスクが大幅に低下します。

「うちは高気密高断熱住宅じゃないわ」という方でも大丈夫。
家の改修工事をしなくても、手っ取り早くお手軽な断熱方法をご紹介します。

ポイントは『窓』

寒い時期は室内の熱のおよそ半分は窓から逃げていきます。
だからといって、市販品でフェルトのようなものを貼るタイプはカビやすいのでNG!
ガラス全面にフィルム状でピッタリ貼るタイプならOKです。
もっとも効果が高いのは内窓(二重窓)にすること。お金はかかりますが、効果は絶大です。
他にすきま風対策として、カーテンの下部分が床につくように長くすることも効果が高いです。
冷たい空気の室内への侵入を防ぎ、室内の熱を逃がしにくくなります。
エアコンなどを適切に使用して快適な環境を作り出すことが、より良い睡眠や健康のためには必須です。


二重窓

新発田モデルハウス「太陽光発電と電気自動車で暮らす家」

株式会社Re-size.

13. 11月 2019 by Re-size.
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