変化する家族のカタチ

我が家には今年社会人となった長男と来年大学受験を迎える長女がいます。長男は大学生から一人暮らしをしていて今も県外にて単身生活です。長女は来年県外の大学に進学予定です。

長女が家を出ると夫婦2人だけの暮らしとなります。そして暮らしの基盤となるのはもちろん「家」です。

我が家は長男の小学校入学と長女が産まれて間もなくのタイミングで持家暮らしを始めました。その前は賃貸住まいです。

持家は30坪程のコンパクトな家でした。どうやら価値観としてコンパクトなものを好むようです。

当時の持家暮らしに大きな不便は感じていませんでしたが、大きな不満はありました。本題からそれるので不満についてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。

当時の持家暮らしを始めた頃を振り返ると朝は私が一番早く出勤の為に家を出て、その次は長男が小学校へ行き、最後に長女を保育園に送りながら妻が出勤するという日常です。

夜は私が遅くなる事が多かったのでほぼ1人の夕食です。私以外は6時頃が夕食だったと思います。

休みの日は3食、家族一緒に食事をしていました。

寝るときは全員が同じ部屋です。

当時は3LDKの家で一つは寝室として、一つは長男の部屋として、もう一つは長女の部屋として考えていましたが、長男は小学校4年生くらいでやっと部屋を使うようになりました。それから高校3年生まで約8年間部屋を使った事になります。その後は大学進学の為家を出ました。

大学生ともなるといちいち家に帰るのも面倒なのか一年に1回帰ってくるかどうか。そして長男の部屋は物置部屋となりました。

長女も長男とほぼ同じような年齢で部屋を使い、高校1年生の時に新しい家に引っ越しました。

新しい家は2LLDKとも4LLDKとも言えます。個室として4つありますが、そのうち2つは2階の共有部と緩やかにつながる1つのスペースとなり可変性があります。

子供がいずれ巣立って行く事は想像できたので、子供が居なくなった部屋を物置部屋にする事なく、有効活用するようにこれから長く使う事になる夫婦2人をメインに考えた家づくりとしました。

考え方としては

  • コンパクト
  • シンプル
  • 変化(不変)
  • 家の中と外
  • 快適
  • 省エネ
  • 先進的

がキーワードとなります。

そしてこれを機に不要なモノはを大量に処分しました。コンパクトな家なので置く場所も限られるしモノに支配された生活にしたく無かったので好きなモノと必要なモノを残しました。

家づくりを「今」の視点だけで進めてしまうのでは無く、自分や家族の変化をイメージしてくのも大切だと思います。10年先の未来を想像してみてその時の暮らしはどんなだろう?そんな視点も加えてみると良いかも知れません。

10. 7月 2020 by Re-size.
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