想いをしっかり伝えて理想の住まい作りを。
マイホームの設計は、自分の理想の暮らしを形にするもの。その過程を楽しむのも、マイホーム計画の醍醐味ですよね。ただ、人生で数少ない出来事ですし、はじめての方はどうやって計画していけばいいのか迷うのではないでしょうか。
自分にぴったりの施工会社、どうやって見つける?
家を新築する際、多くの方が悩むのが“施工会社選び”です。
施工会社を探す際も大切なのは、軸となる基準を明確にしておくことです。これはインテリアを決める際も、不動産で物件を探す際も同じ。自分の中で基準が無いと、ネットの情報に踊らされて気持ちがブレたり、決定までに時間がかかってしまいます。
では基準を明確にするために2つのポイントを押さえていきましょう。
①マイホーム計画で、一番重視したいことを明確にする。
「構造にこだわりたい」「外観デザインにこだわりたい」など、重視したいポイントは人それぞれ。重視したいポイントが明確になれば選択肢は自ずと絞れていきます。
②無理なくマイホーム計画が出来る予算を設定する。
どんなに素晴らしいデザインや性能を提案してもらっても、予算オーバーであっては話が進みません。
理想と現実の狭間で、どう折り合いを付けていくかがマイホーム計画では重要。できることなら予算内で理想に近いマイホームを建築出来る施工会社を選びたいですね。
潤沢に予算があれば問題はありませんが、ほとんどの方は予算に限りがありますよね。無理なマイホーム計画は、ローン地獄のはじまりと行っても過言ではありません。新築だけではなく、中古住宅をリノベーションするのも選択肢の1つにしてもいいかもしれません。
忘れてはいけない「メンテナンス」と「ネット情報」
さらに重視したいポイントは、「“建てておしまい”ではない住まい作り」です。定期的にメンテナンスをしながら大切に価値を高めていくことも、理想のマイホームの醍醐味なので、メンテナンスに協力的な施工会社を選びましょう。
住宅の品質確保の促進等に関する法律『住宅瑕疵担保履行法』では、住宅の主な骨組み部分の構造体力上主要な部分や、窓や屋根などの雨水の侵入を防止する部分の設計・施工ミスによる欠陥(瑕疵)に関して10年間保証責任(瑕疵担保責任)を負っています。
つまり施工会社は、新築住宅を建築する場合「新築住宅かし保険」への加入などにより十分な修理補修を賄えるようにしてから住宅引き渡しをすることが義務付けられています。予備知識として、住宅に関する法律を知っておくことも大切ですね。
理想の間取りのヒントは、現在の住まいの不満にあり!
施工会社が決まったら、いよいよ「打合せ」。打ち合わせの前に施工会社への要望を整理しておくことがより良い打合せの秘訣。まずは今抱えている住まいの不満点を、書き出してみましょう。
毎日の生活をじっくり見つめてみて気付いた点をチェックすることで、新築マイホームへ引っ越してからの、不満を事前に解消できるのです。
打合せは、マイホームへの想いを伝える大切な時間
着工前の打合せは、マイホーム計画の方向性を決める上でとても大切。しっかり自分の考えや思いを伝えて、不明点はその都度確認しながら内容を明確にし進めてください。
着工が始まった後も、工事段階で発注する内容の確認など数回打合せがあります。認識の食い違いを防止するためにもメモを取る、または打合せ時には伝えたいことをあらかじめ書き出したメモを渡すことも有効です。とにかく打合せでは、「言った、言わない」がトラブルの元になるので記録を残して、トラブルを回避しましょう。