リビングの主役「ソファ」の選び方とコーディネートテクニック
リビングの主役になるソファ。サイズも価格も大きな買い物ですよね。
「失敗したかな…」「なんか使いにくい…」なんてことにならないよう、今回はソファ選びのポイントと、インテリアコーディネートテクニックをご紹介します。
【ソファ選びのコツ①】まずは部屋に合うサイズを選ぶ
ソファを選ぶ際、最初に行うことは部屋に最適なソファのサイズを確認すること。
「ファミリー」「1人暮らし」「ダイニングにも兼用したい」など、それぞれのライフスタイルやシーンに合わせたサイズ選びが重要になってきます。
1人掛けに適したソファのサイズ(横幅)は、~約110cm。
コンパクトサイズのものが多く、場所を取らないので部屋に圧迫感を与えず、空間を広く使うことができます。パーソナルチェアとして書斎や個室でもシンプルに使えます。
定番の2人掛けソファ(約110~185cm)。どんなお部屋にも合わせやすいサイズです。コンパクトなサイズが、個室にもリビングにも使えて便利です。
3人掛けソファ(約180cm~210cm)はファミリーでの暮らしにぴったり。部屋の主役になります。肘なしタイプは大人の男性でもゆったりと寝転ぶことができるほどの大きさ。ゆったりくつろぎたい方におすすめです。ソファベッドタイプなら、来客用としても◎。
空間に余裕があれば、L型ソファ(約200cm~)もおすすめです。足を伸ばして座れるので、3人掛けよりもさらに、ゆったりとくつろげます。カウチの向きは部屋に合わせやすいよう、左右に対応しているものが多いです。
【ソファ選びのコツ②】デザインと形を選ぶ
サイズが決まったら次は形やデザインを選びましょう。
「ソファで横になって読書をしたい」「テーブルを置いて食事や仕事をしたい」など、「部屋にソファがあったらどんな生活にしたいか?」を想像しながら自分のライフスタイルに合ったデザインを選びましょう。
ソファをくつろぎスペースにしたいなら、奥行きが深いタイプを。横になって読書やゲームをしたり、あぐらをかいて映画を見たり。いろんな体勢でくつろぐことができます。肘無やカウチタイプのソファーを選ぶとよりくつろぎ感がアップしますよ。
奥行が浅いソファは、姿勢が崩れにくいので長時間座ることに適しています。ゆっくりコーヒーを飲みながら読書やPC作業をするのもいいですね。立ち座りがしやすいのでダイニングシーンやテレワークにもおすすめです。
座面が高いソファは、立ち上がりやすいのが特徴。座面下と床が離れているので掃除もしやすく、お掃除ロボットも気にすることなく使えます。高さがあるので部屋の仕切りのように、空間をゆるくゾーニングする役割も果たしてくれます。
座面が低いソファは、サイズ問わず空間を広く感じさせることができます。全体的にどっしりとした印象になりやすく、見た目にも安定感が出ます。
【ソファ選びのコツ③】張地選びのポイント
続いてはソファの張地選び。ソファ選びの中で一番の難所かもしれないのがこの張地選びです。手入れのしやすさ、経年変化、部屋全体の色味との相性など、見た目だけでなく自分のライフスタイルのことも考えながら慎重に選びましょう。
「布製」のソファは生地の素材や織り方が豊富であることが長所。洗えたり汚れが付きにくい生地、天然素材や環境に配慮した生地などもあります。さまざまなライフスタイルに合わせやすく、コーディネートしやすいのも魅力です。
「本革(レザー)」は、高級感と重厚感のある空間を演出してくれます。布に比べ頑丈で味わい深く変化していくので、経年変化を楽しめます。高額なものが多いですが、長く使えるものが多く意外とコスパが良いのです。
「合成皮革」は、ポリウレタンやビニールなどの合成樹脂を塗布した生地に転写や型押しなどの加工を施し本革に似せた素材。レザーに比べて通気性があったり、水拭きができたり、価格も比較的抑えめのものが多いのが魅力です。
【コーディネートのコツ】空間とのバランスを考えて配置しよう
ソファに限らず、家具を配置する際は60cm~80cmほど離して置くのが基本です。こうすることで空間がゆったりとして、全体のバランスを良くなります。
モノトーンのコーディネートは初心者でも作りやすいのでおすすめ。ソファのように、部屋面積を占める割合が高い大型家具の色を中心にコーディネートすると、まとまった印象に仕上がります。
ソファは部屋の主役。周りのインテリアとのバランスを考えながら選ぶのも良し、ソファに合わせてインテリアを決めるも良し。壁や床などと合わせてお部屋全体をトータルでコーディネートしてみてくださいね。